故障車や水没車の修理費用について

バイクがいつでも走れる状態であればいいですが、バイクが動かなければ走ることができません。
そうなってしまう原因は、単なる故障もありますが、天災等による水没や、故障がなくても長期にわたって放置して簡単には直らない状態になってしまうこともあります。
このような場合はどうしたらいいのでしょうか。その方法と費用について解説します。


 

故障車の修理費用

故障でバイクが動かない場合、原因の99%はエンジンですから、手順を踏んでエンジンがどうなっているかを見極める必要があります。手順を追って説明しましょう。

まずは、電気が来ているかどうかです。
メインスイッチを回して、ランプ類が点くか、セルモーターが回るかどうかを見ます。重大な故障だと思い込んでいて、バッテリーを交換したら何でもなかったという場合すらあります。

ヒューズ切れも疑い、外してチェックします。

次に、プラグを見ます。プラグを外してシリンダーにくっつけてアースを取り、セルを回したときに火花が飛べばOKです。プラグが湿っていれば(「かぶる」と言います)、放置して乾燥させます。

ここまでで、かなりの確率でエンジンはかかるのですが、それでもかからないときは、ややこしくなります。疑う場所が、クランク、カムシャフト、バルブ、キャブレターまたはインジェクション部と、広くなってくるからです。

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その先はなかなか素人の手には負えないので、修理に出す場合、症状別に費用の概算を考えてみましょう。

キャブ車の場合、あまりエンジンをかけないでいると、ゴミが詰まってかからなくなる場合があります。単なる清掃なら工賃だけで5千円~1万円以内、キャブ全交換なら4万円前後かかると見るべきです。
さらに、エンジンを全分解(オーバーホール=OH)するとなると、安くても10万円はかかります。よく「腰上」「腰下」と言われますが、前者はシリンダー部分、後者はクランクやギア部分です。腰上だけで最大20万円、腰下まで含むと、50万円はかかると覚悟しておきましょう。
もちろんOH前に見積もりは依頼しますが、プロでも分解しないと分からない部分はありますから、OH途中で詳細な修理額が分かったら連絡してもらうのが賢明です。

そして放置車両となると、フロントフォーク、スイングアーム付け根、ステアリングヘッド等重要な部分も錆び、キャブ内のガソリンはゼリー状か固まりになっていますから、OH費用はもっとかかってきます。ガソリンタンク内の錆、ブレーキの固着も避けられませんから、これらも交換か修理が必須です。

ここまでOHして修理するとなると、ざっと100万円はかかると覚悟しておかねばなりません。よほど思い入れのある個体か旧車でない限り、そこまで費用をかけてOHするのはあまりメリットがありません。
なぜなら、大量生産される新車に比べ、プロが一台一台の症状に合わせて分解し組み直す作業は、工賃も全体のコストも高くなって当然だからです。


 

水没車の修理費用

水没した場合も、基本は同じです。
やはりエンジンやサスペンション等の全分解、給油が必要になってきます。
ただし、洪水による単純な水没よりは土砂災害によるもの、それよりさらに海水によるものと、水没の原因によってバイクの状態も違ってきますから、後者になるほど修理代もかかります。

特に海水に浸かってしまった場合は絶望的で、OHはあきらめるべきでしょう。

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海水に浸かったバイクのOHがなぜ難しいかというと、単なる放置とは違い、錆の発生がやっかいだからです。
錆とは、原子レベルで鉄と酸素が結びついてできるため、分子結合力は非常に強いのです。その力が、フォーク摺動部やスイングアーム付け根等の部分を膨らませたり、歪めたりしてしまうために、部品を交換しないと正常に戻らないわけです。

話はそれますが、2011年3月の東日本大震災で、アメリカ合衆国まで流された一台のハーレーがありました。ハーレーダビッドソン社は、このバイクを無償で修理し、日本のオーナーに返却すると発表していましたが、オーナーは同社博物館への寄贈を申し出たそうです。発見された錆だらけの姿で展示してもらうことで、地震と津波の犠牲者を追悼したいというのがオーナーの希望だったということです。

結果、真水への単純な水没でOH費用は30万円、土砂災害だと故障車の場合と同様で100万円、海水浸水の場合は諦めるべきでしょう。


 

まとめ

このように、故障車の修理は可能ですが、水没車の修理は不可能な場合があります。理由は水と塩分で、特に塩に侵された場合は、部品を交換するしかありません。
近年では、「レストア」と言って、古いバイク(主に1970年代から80年代に製造されたもの)を綺麗に整備して乗る動きも流行っています。
この時期のバイクは、日本のバイクが世界を席巻し始めた時代で、まさに「熱い」バイクが多いのです。専門のレストアショップもあり、マニアには人気を博しています。
実勢価格では、100万円、200万円を超えるのもありますが、古いバイクが元気に走っているのを見ると、故障車であっても「これしかない」と思える場合には、高額の修理費をかけても再生する価値は十分あると言えるでしょう。


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